Firefoxがメジャーアップデートされましたので紹介します。
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2015/11/05 追記
当初はリリースノートにセキュリティアップデートの記載はありませんでしたがやはり、セキュリティ関連のアップデートも行われているようです。
追記しておきます。
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Firefox 42 は新機能の追加。セキュリティアップデートは無い模様。
Firefoxが42にメジャーアップデートされました。
今回も予定通りのリリースで、問題なく自動更新が始まっており、そのうち自動的にアップデートされると思います。
Firefoxを起動してしばらく放っておけば自動的にバージョンアップされると思いますが、Firefoxメニューの「ヘルプ」→「Firefoxについて」とたどって、自動バージョンアップすることも出来ます。
今回のバージョンアップでは、セキュリティ関連の問題の修正は無いようです。メジャーアップデート時にセキュリティアップデートが無いなんてこともあるんですね。放っておいても自動的にアップデートされますが、特に問題なければすみやかにアップデートしましょう。
ソフトウェア情報
ソフトウェア名称 | Firefox(ファイアーフォックス) |
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公式サイト | http://www.mozilla.jp/ |
最新バージョン | 42.0 (2015.11.04現在) |
アップデート内容をチェック!
今回のバージョンのリリースノートが存在していますので確認してみましょう。
42.0リリースノート
今回のアップデートの内容の大きな変更点について確認してみます。
- 新機能
トラッキング保護つきプライベートブラウジングが実装され、サイト間で行動を追跡する要素をブロックできるようになりました
- 新機能
サイトのセキュリティと、プライバシーのコントロールを行うコントロールセンターが追加されました
- 新機能
パスワードマネージャが以下の点で改良されました:
- ユーザ名とパスワードの保存タイミングの検出方式が改良されました
- コンテキストメニューからパスワードを入力できるようになりました
- Windows 版の Chrome もしくは IE からパスワードをいつでもインポートできるようになりました
- 新機能
WebRTC に関する以下項目が改良されました:
- IPv6 をサポートしました
- ICE 候補の生成と、サイトからの IP 取得に関する設定が行えるようになりました
- アドオン開発のために、allow / deny と createOffer / Answer へフックポイントが作成されました
- getUserMedia で使用されているデバイスへの、アプリケーションからの監視と制御が向上しました
- 新機能
音声を再生しているタブにアイコンが表示されるようになりました。そのアイコンをクリックすることで、音声をミュートできます
目玉は、新しいプライベートブラウジングの追加でしょうか?
今回の機能追加でFirefoxのプライベートブラウジングが更に強化されるようですね。
内容的には、サイト間で行動を追跡する要素をブロックできるようになったとか。いままでは、プライベートブラウジングを使っていたとしても防ぎきれない場合があったと言うことでしょうか。
個人情報が漏れることを気にする方にとってはより安全なFirefoxに進化しましたね。
あとは、音声を再生しているタブにアイコンが付くようになったこと。これは実は非常に便利で気に入りました。
私は、1つのタブグループの中で、常にタブを30個近く開いています。その状態でいきなりFlashとかが再生されると、どのタブで鳴っているのか分からないんですよね。
焦ってFirefox本体を終了させるなどしていたわけです。この機能が追加されることによって、音が鳴っているタブを終了させることも出来ますし、タブを閉じずにミュートすることも出来るようになりましたので、非常に便利になりました。
これは、良い追加機能です!
- 変更
スタイルの変更をを多用するサイトのパフォーマンスが向上しました
変更は一点だけ。スタイルの変更を多用するサイトのパフォーマンスが向上したようです。
最近は、Javascriptゴリゴリのとてもリッチなインタフェースのページが多いですから、こういう地味な変更は嬉しいですね。
実際は、体感的に気づかないレベルかもしれませんが、パフォーマンスが良くなることは良いことです。
良い修正です!
- HTML5
ES6 の Reflect が実装されました
- HTML5
ImageBitmap と createImageBitmap() が実装されました。
- HTML5
HTML5 の video むけ Media Source Extension が全てのサイトで利用できるようになりました
HTML5関連の修正です。
HTMLの実装は、どのブラウザもまだ発展途上と言っていいと思いますが、どんどん新しい実装が入ってきますね。
これからは、HTML5が主流になる気がしますので、このまま標準を取り込めるように修正していって貰いたいです。
- 開発者
HTML のソースをタブに表示できるようになりました
- 開発者
WiFi 経由でのリモートデバッグが可能になりました。これにより USB ケーブルの接続や、ADB のインストールをすることなく、リモートデバッグができるようになりました
- 開発者
非同期呼び出しのコールスタックが表示されるようになりました。これにより setTimeout や、DOM イベントハンドラ、Promise のハンドラの処理を追いやすくなりました
- 開発者
Web IDE で Firefox OS シミュレータのシミュレートするデバイスを設定できるようになりました。これにより様々なスマートフォン、タブレット、TV をシミュレートできるようになりました
- 開発者
CSS フィルタをプリセットできるようになりました
- 開発者
CSS フィルタツールチップ内で、フィルタのプリセットを保存できるようになりました
Firefoxの開発者向け機能はたまに使う程度ですが、HTMLのソースがタブに表示できるようになったみたいですね。ソースはたまに見たりしますが、これは便利で嬉しい機能かも。
今までは、別ウィンドウで表示されていたので、タブで表示できたらいいなと思っていました。
Firefoxは、開発系のプラグインも揃っていて、開発者としてもとても使いやすいブラウザですので、これからも改良を続けていってほしいです。
最後に、セキュリティ関連の修正は今回無かったようですが、恐らくまだセキュリティ問題は内在していると思います。
これはどのブラウザも同じだと思いますが、これだけ大きなソフトウェアですので仕方が無いことだと思います。
大事なのは、セキュリティ問題が発見され次第、ちゃんと修正されるということだと思いますので、これからもセキュリティ問題に関しては、ちゃんと対応していって欲しいと思います。
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2015/11/05 追記
当初はリリースノートにセキュリティアップデートの記載はありませんでしたがやはり、セキュリティ関連のアップデートも行われているようです。
追記しておきます。
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修正 いくつかのセキュリティ問題 を修正しました。
やはり、セキュリティの問題も修正されていたようです。
もう少し詳しく修正点を確認してみます。
- MFSA 2015-133
- NSS と NSPR のメモリ破壊問題
- MFSA 2015-131
- コード監査を通じて発見された一連の脆弱性
- MFSA 2015-116
- 様々なメモリ安全性の問題 (rv:42.0 / rv:38.4)
最高レベルのセキュリティ問題3件を挙げてみました。
どの問題も、悪用される可能性が高い問題のようですので、古いFirefoxを使っている方は、すみやかにアップデートしましょう!
Firefox 42.0にすみやかにアップデートしましょう!
今回のアップデートではセキュリティ問題の修正はありませんが(上記追記の通り、セキュリティ問題の修正もありました!)、利用上の細かな問題点も修正されているようです。すみやかにアップデートすると良いでしょう。今後、またアップデートがありましたらまたお知らせします。
コメント (2)
1. 変な日本語やめて
Firefox 42がリリース!↑
Firefox 42が何をリリースしたの?となりますよ。
こういうぶった切り表現を最近見かけますが不快です。
リリース!で終わらせたいのなら
「が」を省くか「が」を「、」にすれば良いだけのことです。
Firefox 42 リリース!
Firefox 42、リリース!
情報を積極的に発信している人が
おかしな日本語遣っていると腹が立ちます!
いい加減な表現を撒き散らすな!!!
2. スープカレー三昧
すみません。確かに変な日本語でした。以後、正しい日本語を使うように気をつけます。
ご指摘ありがとうございました。